急成長を遂げている市場、そしてインド経済についての明るいニュースによって、インドは海外機関投資家(FII)にとって魅力的な投資対象国となっている。
インド証券取引委員会(SEBI)に登録されている海外機関投資家の数は、2007年6月で1,042社である。2006年の初めは813社であった。
2006年は217社もの新たな海外機関投資家がインドに拠点を開設し、年間のFII登録件数で過去最多となった。これまでの最多件数は2005年の209件であった。
2007年については、5月までにFIIが株式に投じた金額は、60億ドルとかなりの額に上った。前年の同時期では、FIIのインド株式へのエクスポージャーは、25%低い45億ドルであった。
FIIがインド株式市場への投資を認められてから今年の6月までに行った、インドへの投資総額は、530億6,000万ドルである。
2006年度下半期、FIIは、ボンベイ証券取引所(BSE)の上位1,000社のうち、540社の持ち株を増やした。海外の投資家たちに支持された企業のほとんどは、建設、銀行、準大手IT企業であった。
投資ハイライト:
2006年1月から2007年4月の間に最も活発な動きを見せた海外機関投資家は、CLSA、HSBC、シティグループ、メリルリンチの4社であった。4社合計で47億3,000万ドル相当の株取引にかかわった。
この4社のほかに、クラウン・キャピタル、フィデリティ、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、UBS、T・ロウ・プライス・インターナショナル、キャピタル・インターナショナル、ABNアムロといった多くのFIIが、インド株式に対し、かなりのエクスポージャーを図った。各社が自分たちのために行った大口取引の合計額は、2億7,700万ドルから9億6,000万USに上る。
- 世界銀行の民間セクター向け融資部門である国際金融公社(IFC)は、カイルン・インディア(Cairn India)の株式700万株をおよそ2,000万ドルで取得した。
- シンガポールのアセンダス(Ascendas)は総合不動産プロジェクトへ投資するため、5億ドルのファンドを立ち上げた。
- 国際的な再保険会社大手スイス・リーの投資部門と、ニュージャージーのフェデラル・インシュアランス・カンパニーは、タミルナド・マーカンタイル銀行(Tamilnad Mercantile Bank)の株式を取得した。
- パリに本店を持つインターナショナルバンク、BNBパリバの子会社であるUCBは、スンダラム・ファイナンス(Sundaram Finance)の子会社であるスンダラム・ホーム・ファイナンス(Sundaram Home Finance)の株式の49.90%を4,826万ドルで取得した。