インドにおいてもっとも急成長している業界のひとつであるテレコミュニケーション産業は、この数年間驚異的なペースで成長曲線が上昇している。2007年には、インド国内の通話料金が世界最低(2-3セント)となり、加入者増加の最速記録(4か月で1,531万人)、携帯電話100万台販売の最速記録(1週間)を達成し、世界でもっとも安い携帯端末(17.2ドル)、世界でもっとも手頃なカラー端末(27.42ドル)を提供するという栄誉を得た。
最新動向
- 2007年4月に、インドの通信事業者は519万人の新規加入者を獲得し、全ユーザ数を2億1,202万人超とした。
- 無線サービスプロバイダは、4月に515万人の加入者を獲得し、ユーザ数は増加の一路を辿っている。同月に固定回線の新規契約を行ったユーザは4万人に留まった。
- インドにおける1加入者あたりの月間平均通話分数(MOU)は500分で、アジア太平洋地域でもっとも多い。
- インド人は、携帯電話をインターネットへのアクセス手段として使用する先駆者となりつつある。世界中で携帯端末からインターネットに接続しているユーザの11人中1人はインド人である。
- 世界的なコンサルティング会社アーンスト&ヤングは、インドの通信業界への投資額は、今後5年間で250億ドルに達すると予測している。
- テクノロジー調査会社のガートナーによれば、2007年にインドで生産された携帯電話端末の台数は5,100万台を超え、アジア太平洋地域でもっとも高い成長率を記録した。
- 2006年にインドで生産された携帯電話端末は約3,100万台で生産額は約50億ドルである。2007年には、台数は68%、生産額は65%増加する見込みである。2011年には、生産台数は約9,500万台、年複利成長率は約25%に達すると予測されている。
- 携帯電話の小売市場―電話端末、アクセサリー、通話料金を含む―の規模は、156億ドルであり、成長率は15-20%である。
- インドでは大規模なインフラ整備が必要であり、プライベート・エクイティが重要な役割を担う可能性がある。インド電気通信監督局(TRAI)は、国内の通信タワーの数を2007年の12万5,000基から2010年までに35万基に増やす必要があるだろうと予測している
- 米国に拠点を置くコンサルティング会社アクセス・マーケッツ・インターナショナル(AMI)パートナーズによれば、インドのデータセンター向け構内配線システム市場の年複利成長率は46%であり、アジア太平洋地域でもっとも急成長している。本市場の規模は、2005年の1,900万ドルから2010年には1億2,500万ドルにまで成長すると予測されている。構内配線システム市場全体としては、2005年の1億2,700万ドル規模から2010年には3億4,500万ドル規模、年複利成長率22%にまで成長すると予測されている。
- インド携帯電話事業者協会(COAI)によれば、2007年5月に、インドのGSM方式の携帯電話サービスプロバイダは新たに510万人の顧客を獲得し、全ユーザ数を1億3,060万人とした。
- 全通信事業者の携帯電話ビジネスの収益額の合計は、2006年の約128億ドルから2010年には2倍以上の331億ドルまで増加する見込みである。
- 全通信事業者の総収益額の合計もまた、2006年の225億ドルから今後4年間で436億ドルへと約2倍になる見込みである。携帯電話ビジネスの収益分配は、同期間に現在の57%から76%にまで上昇すると予測されている。インドでは毎月の携帯電話の新規加入数が600万人を超えており、ロシアを抜いて、中国、アメリカに次ぐ世界で第3位の携帯電話市場になった。2010年3月までに、インド国内の携帯電話加入者の総人数は4億2,500人に達する可能性が高い。加入者数でみた上位2社は、バルティ・エアテル(GSM方式)とリライアンス(CDMA、GSM方式)である。