繊維・衣料産業は、インド経済の最も重要な産業のひとつである。最大の外貨獲得源であるばかりでなく、インドの総輸出額の20%強、工業生産額の14%、そしてGDPの5%強を占め、3,800万人を直接雇用する。事実上、農業に次ぐ第二の産業部門なのである。
同産業部門は、過去3年間で57億7,000万ドルの投資を獲得した。
1991年8月から2007年3月までに同産業部門に流入した外国直接投資(FDI)は累計5億7,527万ドルで、インド全体が獲得したFDIの1.22%を占める。
| 経済白書2006-07: |
| 繊維製品生産額は2005-06年度には9.25%増加し、2006年は11月までの前年同期比で8.2%の増加となっている。
米ドル換算の輸出額は2005-06年度に21.8%増加、今年2006年9月まででは11.7%の増加となっている。
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インド繊維省のシャンカルシン・ヴァゲーラー大臣によれば、インドの繊維産業部門には今後5年間で365億ドルの投資が見込まれており、2012年までに輸出額目標550億ドルを達成する見込みだという。
過去3年間に、繊維産業部門は国内で250万人の雇用を創出したが、雇用者数は2012年までには直接雇用1,200万人、間接雇用800万人の、合計2,000万人に達すると予測されている。
'政府は、産業界と輸出促進評議会(Export Promotion Councils)との綿密な連携に基づいて作成した繊維産業の「ビジョン2010」で、この上昇機運を最大限に活用しようとしている。世界の繊維取引に占めるシェアを、2010年までには現在の4%から8%に引き上げ、同年までに輸出額を500億ドルまで伸ばしたいとする。インドの繊維産業全体の売上高も、2010年までに現在の370億ドルから850億ドルに引き上げ、繊維産業全体で1,200万人の新規雇用を生み出す。近代化、統合強化を図り、世界に伍して競える産業に成長させる構想だ。
繊維産業の主要部門は、木綿・化学繊維総合紡績部門、化学繊維・長繊維糸部門、非集約型力織機部門、毛織物部門、絹織物部門、手織物部門、手工芸織物部門、ジュート部門、輸出繊維部門となっている。
輸出
インドの繊維製品輸出額は2006-07年度に前年比7.67%の伸びを示した。輸出額は、2002-03年度の124億5,000万ドルから、2005-06年度には178億5,000万ドルに拡大し、2006-07年度には192億4,000万ドルに達する見込みである。2007年から2012年にかけての輸出額は年率22%で増加し、2012年には550億ドルに達する見込みだ。世界の繊維輸出額に占めるインドのシェアは、現在3.5~4%、衣料輸出額のシェアは3%となっている。